「江戸時代には、刀や槍が身近な武器として使われていましたが、日常、武士が携帯していたのは刀で、槍ではありません。」

「なるほど。槍は、日常携帯するには大きすぎるのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。ウィキペディアの『槍』に、『槍は人類最古の狩猟道具・武器の一つで、白兵戦用武器の中で最も活躍した実用的な武器の一つであり、その用途、種類は幅広く類似品も数多く存在する。槍は人類の戦いの歴史に無くてはならない武器であり、全ての時代において使用され続けている・・・旧石器時代には既に人類は投石と槍を使用していたことがわかっている。鋭い牙や爪、突進力を有する動物に対するために槍の長さは有効であり、この利点はそのまま対人の兵器としても発展していった。刺突だけでなく斬撃や打撃を駆使して戦うことができる。そのため戦斧・鎌・フック・鶴嘴・ウォーハンマー・戈など多種多様な長柄武器に発展していった。欠点としては、大型ゆえ閉所での戦闘には向かないことや、長い柄が不利に転じ得る、携帯に不便などである 』という記載があります。」

「やはり、戦場で戦うには心強い武器だが、携帯には不向きだということですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。古代においても、集団で狩りをするときには便利な武器ですが、日常は携帯できないので、突然、狼やイノシシ、クマなどに襲われたときには、どうにもならないということになります。」

「なるほど。それで、短い棒を日常携帯している種族がいたと推定しているのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。武器がなければ、ワシやタカに襲われたときでも、人間は無力です。」

「短い棒を携帯していれば、撃ち落として、焼き鳥にできるかもしれませんね」と町会長。

「おっしゃる通りです。狼やイノシシ、クマなどを相手にするには、急所を強打して、一撃で倒す技術が必要なので、江戸時代の武士が剣術の稽古に励んだように、獲物を一撃で倒す技術の修練を、常日頃、していたと推定しています。」

「種族間の戦いもあるでしょうから、棒術の修練を毎日する人が現れるようになるということに不思議はありませんね」と町会長。

「それだけではなく、父のように、毎日、10キロぐらい走る人が現れたのだと推定しています。」

「動体視力が高くないと、狼やイノシシ、クマなどを一撃で倒すことはできないということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。動体視力は20歳ぐらいがピークなので、古代種族の中で棒術家としての地位を維持するには、技術の修練の他に、毎日走って動体視力を維持するということが必要になります。」

「古代種族の中に、棒術家と棒術家でない人が共存していたとお考えなのですか」と町会長。

「最初は、棒術系だけの種族が発生したのかも知れませんが、棒術系の種族が、種族間の戦闘で圧倒的に強かったため、棒術系が他の種族を支配し、時代が経つにつれて、棒術系と一般の種族が共生するような種族が生まれたのではないかと推定しています。」

「古代社会においても、江戸時代のように、支配する階級と支配される階級があったとお考えなのですね」と町会長。

2021/6/24

<水道後記24>
立水栓から1メートル東に掘ったところから水道管に沿って60センチほど北に掘ると、東西に走る水道管を発見した。『やったね』と思った。『後は、このあたりで水道管を切って、ポリエチレン2層管で元栓と直結するだけだ。接続部品は手に入れてある』とも思った。

水道工事を自分でしてみようとする人の参考のために書いておくが、夏を経過した後の土は硬い。以前掘った所でもシャベルがほんの少ししか突き刺さらない。シャベルに両足をかけ全体重をかけても、わずかしか突き刺さらない。この壁を破るには、プロの水道屋さんも使っていないような工具が必要だ。<続く>

※筆者の体重は、息子のダイエットの影響もあって62キロ位だった。現在も全く変わっていない。

2024/6/11